花の歳時記

2006

「何れが文目か杜若」は、美しい女性達を称えた言葉、どっちも「!」って事でしょうか。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」 は、一人の女性の立ち居振る舞を称えている。             
こんなのもある。。「立てばビヤ樽、座れば土管、歩く姿はドラム缶」?=?=┏( ・_・)┛

文目(アヤメ)   アヤメ科   

杜若(カキツバタ)  アヤメ科

花菖蒲(ハナショウブ)  アヤメ科

外花被(花弁)の基部が網目

外花被(花弁)の基部が白色

外花被(花弁)の基部が黄色

 こんなのもあって、「六日の菖蒲。。」これは「六日の菖蒲、十日の菊」で、五月五日は端午の節供
九月九日は重陽の節供、共にその日に菖蒲や菊を飾るが、一日遅れでは役に立たないの意。。

***** 
今なら、十五日のチョコレート、二十六日のケーキって事かな? *****
やっぱり「菖蒲」は「しょうぶ」と読んだ方が良い、此れを「あやめ」と読んだ事で面倒になった訳で。。
現在、そっちこっちで開催されている「あやめ祭り」は殆んどが菖蒲(ショウブ)祭りのようだ!

黄菖蒲(キショウブ)

ノハナノショウブ

花菖蒲(ハナショウブ)は
此花を改良したもの。

いざ!
菖蒲(ショウブ)

オイラが本当の
菖蒲です。
これが花
サトイモ科

Memo: 文目・杜若・黄菖蒲は5月頃、花菖蒲は6月に咲く。(関東圏) 
品種の数、文目・約100種、杜若・約10品種、花菖蒲・約2000種とかなりの違いがある。

花菖蒲は葉っぱの中央に筋がはっきり目立つ
お水が嫌いな「文目」さん、水陸両用、花で勝負の「花菖蒲」、「杜若」だけ水の中〜♪




皐月の花

(皐月・水無月・文月・葉月)



水無月

露草(つゆくさ)  ツユクサ科

別名:「蛍草」 「藍花」「青花」「移草」「月草」「縹草」 「帽子花」 いっぱいあるね!

ツユクサ

ツユクサ

オオボウシバナ

アカバナツユクサ

ムラサキツユクサ

花弁が2枚のように見えますが上の↑真ん中の写真を好く見ると~ちゃんと3枚ある。
子供の頃、トンボの籠、蛍の籠に此花を必ず入れた。トンボも蛍も本当に此花が好きだったのかな?
よく見ると、トンボの顔に似ている。。えっ!ミッキーに似てるってぇ〜
そうかも知れないが、爺の子供の頃は、やっぱミッキーより、トンボなんだよなぁ〜♪

理科の時間
気孔の観察実験
確か
此花を使った


「釣り人に山百合の風ばかりなり」(葵)

山百合が咲く頃になるとこの句が頭から離れなくなる。

少年の頃に、山百合の群生地を見た記憶が残っていて、
もう一度見たいものだと思いつつ長い歳月を重ねた。
近年、竹馬の友と偶然その話しをした。
彼も、「その場所」を覚えていた。
林から林に抜けるやや斜面の開けた場所だったと思う。。
30年~40年の経過が雑木を生長させていたら、
日当たりを好む山百合の定住は難しいと思いつつも
忘れ物はわすれもの。。
何れの日にか再訪してみたいものだ!

ヤマユリ(山百合) ユリ科

カサブランカ

カノコユリ(鹿子百合)

「昨夜何処にいたの?」『そんな昔の事は忘れた』
「今晩会える?」〜『そんな先のことはわからない』


映画「カサブランカ」でのボギー(ハンフリー・ボガード)の、このセリフは有名ですね、
〜ん、ジェネレーションギャップ?当然です。この映画が日本で初公開されたのは1946年6月!
1949年生まれの爺ですら、のちに名画座などで観ることになる訳ですから、

上のセリフの他にも「君の瞳に乾杯」などと、キザなセリフが出て来る〜
「As Time Goes By」(時の過ぎ行くままに)の挿入歌も引用される事が多い。

「時の過ぎゆくままに」と云えば、やっぱりジュリーに登場して貰わねばならぬ。(こじつけ?)
そして彼は同じ時期に、
憎みきれないろくでなし・勝手にしやがれ・危険なふたり・ストリッパー・ダーリン 
と共に似たような曲調の「カサブランカ・ダンディ」も唄ってる〜

♪〜聞き分けの無い女の頬を  ひとつふたつ張り倒して
   背中を向けて煙草を吸えば
 ほかに何も云う事は無い
   ボギーボギー あんたの時代は良かった
   男がピカピカのキザでいられた〜♪

         そして、又、今になって思えば〜
          こんなセリフの曲を唄えた、あんた(ジュリー)の時代も良かった!


カサブランカと聞いて映画を思い浮かべる人、花を思い浮かべる人、何にも思い浮かべない人
カサブランカはスペイン語で、カーサ(家) ブランカ(白)=白い家って意味です。
花のカサブランカと映画のカサブランカは直接の関係はありません。映画はモロッコのカサブランカと云う町を舞台にしたものです。

文月