花の歳時記

長月・神無月・霜月・師走

彼岸花 別名 曼珠沙華  (ヒガンバナ科) 

葉見ず花見ず秋の野に
ぽつんと咲いたまんじゅしゃげ
から紅に燃えながら
葉の見えぬこそさびしけれ (中 勘助)

昨年の秋、高尾山で群落から離れて
ぽつんと赤く咲いている
此花を見かけました。
この詩にぴったりの情景でした。

今年も9月20日は巾着田に、彼岸花の群生を見に出掛ける予定です〜)(西武池袋線高麗駅から徒歩10分)

ヒガンバナ科の似た花〜♪

←秋〜冬〜春の間、
光合成をして根に貯蓄〜
春の終わりから夏の間
地上から姿を消しますE
            ↓
そして、9月の初めに
@
ように突然花芽を出します


ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)の生態〜

B

9月の初めに突然地面から、
こんな感じで
花芽を付けたまま立ち上がります。

花が終わると直ぐに葉が出て来て、こんな状態で秋から冬を過ごします。

A

@狐の剃刀    A夏水仙           B白花曼珠沙華       Cネリネ        D鍾馗水仙

C

@

「歩きつづける彼岸花咲きつづける」 (山頭火)
あの山頭火は生涯の中で、この彼岸花を歌った句が一番多いように思います。

 

D

葉っぱがないでしょ、2週間くらいで「咲きます〜♪」