花の歳時記

2007 (皐月・水無月・文月・葉月)

皐月

2006年4月19日(水)西浦和のサクラソウ自生地に出かけた時、街路樹の「ハナミズキ」を見上げていて偶然こんな姿を発見!
別名 アメリカヤマボウシ(亜米利加山法師) ミズキ科です。

なんか踊り子のようで〜凄く気に入っている写真です〜♪


ハナミズキ


空を押し上げて
手を伸ばす君五月のこと
どうか来てほしい
水際まで来てほしい
つぼみをあげよう
庭のハナミズキ

薄紅色の可愛い君のね
果てない夢がちゃんと
終わりますように
君と好きな人が
百年続きますように

夏は暑過ぎて
僕から気持ちは重すぎて
一緒にわたるには
きっと船が沈んじゃう
どうぞゆきなさい
お先にゆきなさい

僕の我慢がいつか実を結び
果てない波がちゃんと
止まりますように
君とすきな人が
百年続きますように


ひらり蝶々を
追いかけて白い帆を揚げて
母の日になれば
ミズキの葉、贈って下さい
待たなくてもいいよ
知らなくてもいいよ

薄紅色の可愛い君のね
果てない夢がちゃんと
終わりますように
君と好きな人が
百年続きますように

僕の我慢がいつか実を結び
果てない波がちゃんと
止まりますように
君と好きな人が
百年続きますように

君と好きな人が
百年続きますように
 

    一青窈

←左は一青窈の「ハナミズキ」です。
変わった女の子が歌ってるなぁってくらいしか彼女の事は知らなかったが。。
この曲にだけは好い!それは、この「ハナミズキ」への想いを知ったからです。
愛や恋の歌じゃなくて、NYの9・11テロについて書いた歌詞だそうです。
色々な言葉を削り削り、綺麗に仕上がった歌詞が「ハナミズキ」のようです。

「どうぞゆきなさい、お先にゆきなさい」
「僕の我慢がいつか実を結び、果てない波がちゃんと止まりますように」
「待たなくてもいいよ、知らなくてもいいよ」
「君と好きな人が百年続きますように」


テロで沢山の人が犠牲になったが、「必ず平和がおとずれますように」という想いをこの曲から感じた。人への想いが詰まっている歌詞だと思う。

1909年から数年にわたって、当時東京市長であった尾崎行雄がアメリカ合衆国に桜の苗木を贈り
その返礼として1915年に東京市に贈られたのが日本でのハナミズキのはじまりで、
日米親善の木として有名になりました。そのときの原木は今も各地に生存しているようです。
確実な原木は、都立園芸高校2本、農水省果樹試験場1本、小石川植物園1本、いずれも白花。
現在では庭木や街路樹として広く植えられ、春の花だけでなく、秋の紅葉や果実も綺麗です。

ハナミズキが街路樹として登場したのは比較的新しく、昭和50年代に入ってからのようです。
「木があまり大きくならず生長が遅い」のがその人気理由のひとつなのかも知れない〜

余談ですが、アメリカに渡った桜は今も元気に花を咲かせているようで時々映像で見かけますね! 日本に嫁入りしたハナミズキはと云うと〜小石川植物園のハナミズキは老化して可愛そうな姿でした。。写真は都立園芸高校の元気なハナミズキです。

もう一つ、アメリカへは3000本の桜が贈られたようですが
そのお返しのハナミズキは40本だったようです。。

真っ赤な実と紅葉も綺麗です〜♪

五月の空を背景に踊るハナミズキ