弥生の花

片栗(カタクリ) ユリ科の多年草

山地に自生しており、早春の妖精とも言われ、
斑のはいった特徴ある葉を展開し可憐な花を咲かせる。

初夏には葉を失くし球根のまま来年の春まで休眠します。
一年間の内、春の数ヶ月しか地上に姿をあらわさない。
このようなライフサイクルは
落葉広葉樹帯に於ける環境に良く対応しているようです。
カタクリは片栗であり、
地下数十cmほどの深い場所に球根を作りその球根から片栗粉が作られる。
ヨーロッパでは 「スプリング・エフェメラル“春のはかない命”」と  呼んでいる
エフェメラとは「かげろう」のこと。

失礼して?そっと下から覗いてみて下さい。
インナーもちゃんとお洒落しています〜♪

←左の写真に松葉状の細いものが二本見えると思いますが、これが一年目の葉だそうです、2〜3年で同じ写真の左下隅のような小さな片葉になり、同じ写真の右側のような大きさになり、やがて双葉になって6〜7年でやっと花を咲かせるそうです。

白花もあります!
四葉のクローバー
のように見つけたら
幸せになれるかも?
探してみてください!

PS;吾がふるさと新潟の城山(裾野から中腹まで)に一面見事な片栗の群生地が有ります。
   今年も訪ねてみたいと思っています。此処で報告しますね〜♪

「おてんばの乙女の如くカタクリは 裾跳ね上げし花衣かな」野翁

「虫さん、ここよ〜♪」

黄花カタクリ




「かたかごの 花や越後に ひとり客」  森 澄雄

「群がれどカタクリの花身を寄せず」野翁